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伝説と不思議の村・氷にようこそ!     

氷集落は、千曲川沿いの崖線の斜面に立地し、浅間連峰の眺望と豊かな湧き水に恵まれた、美しい風景の残る小さな村です。
夏でも冷たい不思議な風穴、点在する石仏、そして深い緑の奥に息づく隠れ里のような雰囲気が、訪れる人を惹きつけます。

冷気の噴き出す風穴が点在。かつては屋根がかかっていた

風穴とは?

礫(れき)と礫の隙間から冷風が噴き出す穴のことです。


氷集落にある氷風穴群は、冷風を逃がさないよう萱屋根壁を

設け、天然の冷蔵庫(氷室)として活用されてきました。


江戸時代から氷を貯蔵して、藩主に献上。養蚕が盛んな明治

時代には、蚕種(蚕の卵)の貯蔵に効力を発揮しました。
現在では、りんごや漬物、日本酒の保存に利用されています。


夏場でも2〜5℃ほどの低温に保たれ、湿度も100%前後あるものの空気の循環によりカビが発生することはありません。

 

鮮度・品質を落とさず長期間保管できる、先人から受けついだ知恵、高性能なエコ冷蔵庫です。


全国におよそ300ヶ所ある風穴の中でもこれほど密集している風穴跡は珍しいといわれていますが、かつて10数基あった風穴は、今では1基のみが使われているだけになりました。
 

氷室稲荷/養蚕の神様

4号風穴/今も使われてれいる

4号風穴の内部/漬物などを保管

氷神社/昔のままの祠と鳥居

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